医療連携体制加算を受けている施設の現状

アンケート結果

全国で医療連携体制加算を取得している施設50施設(就労継続支援A型20施設・B型20施設・就労移行10施設 ※実施日:平成31年4月)に対してアンケートを取らせて頂きました。結果としては、以下のようになっております。

利用者の出勤率はあがりましたか?

あがった
19件
変わらない(元々良かった)
28件
減った
0件
無回答
3件

利用者の作業への集中力は高まりましたか?

高まった
41件
変わらない
7件
下がった
1件
無回答
1件

相談員への負担(相談など)は減りましたか?(体調不良の訴えの回数など)

減った
43件
変わらない
5件
増えた
0件
無回答
2件

医療連携を行うに当たって、新規の利用者が増えましたか?

増えた
12件
変わらない
35件
減った
0件
無回答
3件

利用者の就職率は高まりましたか?

高まった
9件
変わらない
39件
減った
0件
無回答
2件

利用者の医療連携に対する満足度はいかがですか?

良い
41件
悪い
2件
特になし
6件
無回答
1件

医療連携を受けて何かトラブル(行政や主治医、利用者など)がありましたか?

あった(※1)
12件
ない
35件
無回答
3件

※1の内訳(主治医2件 行政10件 利用者1件)

医療連携を受けて良かった点を教えてください。(複数回答)

相談員の負担軽減
41件
利用者(利用者の家族)の満足度アップ
32件
収入(加算)面のアップ
37件
特になし
2件
無回答
3件

医療連携を受けて悪かった点を教えてください。

主治医との関係悪化
2件
利用者のクレーム
1件
行政との関係悪化
1件
特になし
45件
無回答
1件

医療連携を取り入れたきっかけを教えて下さい。(複数回答)

医療との連携ができ利用者の支援の幅が広がるため
47件
医療の事が気軽に相談できるため
32件
収入(加算)面のアップ
37件
利用者(児)に安心して出勤(利用)してもらうため
29件

施設の感想

導入当初は、近隣の施設が「医療連携体制加算」を導入していない事も有り、県庁に確認しても、キッチリとした返答は頂けないまま始めたので、最初は不安だったが、実際に医療と連携していくことで、支援の幅が広がり、結果、安定した出勤や、作業中の集中力のアップなど利用者の成長につながったので、始めて良かったと思っている。また、今では県庁も、理解を頂いているので、今後は、継続的に利用していきたいと思っている。

(N県 就労継続支援A型)

良い加算と思っている。ただ、障害者総合支援法自体、どの書類が必要か、またどのやり方で加算が取れるかが、曖昧なため行政への説明が大変だった。

(K県 就労継続支援A型)

主治医と協力医療機関との関係性が心配だったが、利用者も、とまどうことなく進めていけて良かった。

(S県 就労継続支援B型)

相談員の負担が軽減し、薬などの事について気軽に聞けるようになったので良かった。

(W県 就労移行支援)

利用者間でのトラブルが少なくなり、仕事に集中してくれるようになった。

(O県 就労継続支援A型)

様々な情報を得ることができ、個別支援計画書に今まで以上に深みを持たせることができるようになった。

(T県 就労継続支援B型)

導入時の事務作業が大変だった。

(I県 就労継続支援B型)